キルトに綴る小さな愛のかけらたち

「わたし」の心身たましいを通した気づきのピース・しなやかに生きるためのアイディアと洞察

『自分で人生を築くことは、困難を乗り越える支えになる 』

ーー

なんと、なんと、2ヶ月まるまる放置してました(滝汗(若干確信犯・笑)

 

暑い、というより熱い!夏……だったような、嵐ばかり通っていって、そういえば夏だったなと台風一過するたびに思い出してたような……

なんだか奇妙な夏でした。
平成最後の夏。終わってしまいました。

 

で。
本日、不意に稼働しているのには、理由があります。

 

わたくしが主宰しております
アートセラピーとメンタルサポート《キルトラボ》から、メールマガジンを発刊することになりました。
というか、もう発行しています。

 

今のところ読者さま○名で止まってま(苦)

だからというわけではないのですが、ゆた〜っと稼働しています。

 

ただ、このままではせっかくの発信媒体の意味がないではないか!
ということで、せっかくなので(?)

初号の本文・エッセイのみ、こちらに公開してしまおうと思い立ちました。
(ふとっぱら!(でもないか……)

 

なかなかに熱のこもったテキストを配信させていただきましたので、こちらでもチョコットおすそ分けさせてください。

 

ご購読・読者登録はこちら☆

キルトラボ通信〜まいにちクリエイティブ 

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では、メールマガジン本文おすそわけバージョン、どうぞ。

 

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■ 自分で人生を築くことは、困難を乗り越える支えになる 

 

さて。前置きで
「内容については少しずつお届けしていく」と書きました。

(※実際のメルマガでは、本文前にごあいさつが入ってます)

 

それだけで済ませるのは、少々乱暴なので……ここで少しご説明しましょう。

 

『キルトラボ』では、
主に「アートセラピー/芸術療法」という方法や「心理セラピー/カウンセリング」手法を用いて

  1. 心身をゆるませてリラックス
  2. こころや身体のつながりに気づく
  3. 抱えている問題・課題が自分にとって何であるか整理する
  4. “癒し”や問題解決していくためのプロセスにとりくむ
  5. 自分の「こうありたい」という望みや目標を見いだす
  6. 自ら人生を築いてゆくためのクリエイティブワーク


を基本プロセスとして援助しながら、最終的に

 7. 潜在レベルにある理想や“在り方”を得る


という本質的なところまでサポートします。

 

 

『キルトラボ』が提案・提供しているサポート内容の大きな基盤となっています。

 

希望をもって生きてゆくためのメンタリティ
あるいは
精神性スピリチュアリティを高めていくための
《統合的な》サポートになります。


あなたの人生が望む未来につながってゆくことを願いつつ
このメールマガジンもお届けしてゆきます。

 

さて。
お届けしていく「内容」ですが、上記どおり範囲がだいぶん広いです(笑)。

言ってみれば、人生のあらゆるステージを網羅?!

 

ただ読んでいただくだけでは、分かりづらかったり、
ボリュームが多過ぎて消化不良になることも。

気がついたら、また同じ人生サイクルを辿ってた……。
ということにもなりかねません。

 

そんな風になることをわたしは望んでいませんし、
なんらかの「課題」や「希望」をもって
このメルマガを購読してくださった、あなたに対しても失礼ですよね。。

そこで、いくつかのまとまったテーマごとに順序立ててお届けしてゆくことにしました。

 

このメルマガでは、
ダイジェスト的に全体をさっくり和やかにまとめてお届けしていき、
別途、テーマごとにワークや情報をお届けしたり、メルマガ読者のあなただけがご覧いただける動画・コンテンツなども準備しています。

 

お読みいただり、ご覧になられましたら、
感じたこと、疑問に思ったこと、伝えたくなったこと、、
どんなにささいと思われることでも、
頭の中にフ〜っと浮かんできたことをメールやお便りフォームからお聞かせください。

 

お伝えいただくことで、
さらに「あなたに寄り添った内容」の情報をお届けすることも可能になってきます。

 

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■ 人生は自分自身で築いてゆくもの

 

いろんなところで眼にするフレーズですが、
じっさい、このことを積極的に取りくんだり試行錯誤や失敗をおそれずチャレンジしていく人は、本当に、本当に、少ないです。

 

たとえば、10000人に同じやり方や情報をお届けしたとします。

その中で、実際に動き始めるのは、だいたい100分の1くらいで、
継続していく人も、そのうちの100分の1くらいと言われたりします。

つまり、
10000人のうち100人がアクションを起こすものの、続けていく人は1人程度ということ。

これは一つの例とはいえ、認めがたいほど事実でもあります。

 

わたし自身、
心理系・対人援助の世界に入ってから通し20年近くになりますが、
当初から積極的に活動を続けている人は、止めた(見られなくなった)人より、圧倒的に少ないです。

部分的にみても
「自分の人生を自分で築く」ことを身をもってやり続ける人は、
想像以上に少ないということです。

 

ここ数年、年々、世界の変動・変容が加速しています。
見通しもよくないですよね。

なのでなおさら不安や恐れが強まり、
自ら言動をおこす人が減っているようにも思えます。

 

 

「人」は、知識や技術を充実させることには積極的でも

たましいの“容れもの”である身体と、感覚を活かしていくことには
なまけ者が多いようです(苦笑)。

 

 

なにを隠そう、わたしもその1人です。
(……え。)

 

もともと快楽主義的なところがあり
「苦悩」なども、できるだけ避けて「楽に」すごしたい。

 

それでも今、こうして生きる瞬間 瞬間を見つめ
自らモノゴト事象に関心を寄せ、積極的に生き続けているということは、

楽したいと思いつつ
「自分が生きている実感」や「生き甲斐」喜びや悲しみなどの
「感情」を感じながら生きたいからかもしれません。

 

おっと。余談が長くなりました。

 

何がお伝えしたいのかといえば……

たとえ「物理的に」豊かになれたとしても、不意に起こる理不尽や変動には脆いです。

これまでの歴史、昨今の世界情勢がそれを証明しています。

 

本質的なところを見つめ続けていくことは、
ものごとの変動や困難の大小にかかわらず、自分を「自分」として活かし続けてゆく支えになります。

 

世の中の進化(何をもって「進化」なのかは端折りマス)は、どんどん速度を増していますが、一日は、誰にも平等に与えられています。 

ひとつひとつ、一歩一歩と自分の望む道を築きながら歩んでまいりましょう。

 

そんな想いを込めてメルマガお届けします!

共に分かち合いながら〜歩んでゆけたら、なお喜びです♪

 

*ーーーーー


《個人セッション等やイベントのご案内》

10月ワークショップ・講座ご案内はこちら

qlab-artstherapy.net

 

アートセラピーワークショップ
《表現アート*カフェ》が大幅リニューアル!

従来のアートワークに加えて、基礎的な知識も学べる体験講座になりました。
継続参加の方には、
ご自身の“癒し”や学びはもちろん、ご自分が関わる活動にも活かせる特典つき
定員あり。10月20日(土曜コース)スタート!ご参加お申込みお急ぎで〜。

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《編集後記/雑記》

 

初回からいきなり書き連ねてしまいました。
お読みくださりありがとうございます!

 

もともと書くことが好きです。
三度のメシより活字好きな子どもでした。

それでも高校時代は、グラフィックデザイナーに憧れて美大を目指したんですよ(笑)。

 

だいぶん大人になって「アートセラピー」と出逢い
山あり谷あり崖あり天国地獄あり……で今に至ります(苦笑)。

 

どれだけ有益なものをお伝えできるか、未知ですが、
これまでチャレンジしつづけて、挫折や理不尽だらけの苦難を乗り越えてきたことは、「活動」にも活かせています。

その中のエッセンスを、
「なりたい自分」に向かって歩む同志にお届けしたいと始めました。

 

時に、自分だけの時間をとって
お茶やおやつをつまみつつ(!)ゆっくり読んでいただけたら幸いです。

あなたのご感想やお便り、お待ちしてます。

 

ではでは〜今日・明日も良きいちにちで☆

 

*ーーーーー

発行:キルトラボ/ 編集:高山佳緒理
◎オフィシャルサイト: https://qlab-artstherapy.net/
◎お問合せ・お便りフォーム:
https://qlab-artstherapy.net/script/mailform/mailall01/

 

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“犠牲者”から脱却と自尊心回復「リジリアンシー(レジリエンス)③」

その②↓↓の続きです】

quiltlabarts.hatenablog.jp

 

※以下2003年の記録。原文ままです。

◎当時のわたしは、接続語などの多用や、一文もムダに長いものが多く、ヤヤコシいところが多数あります。若干「改行」のみ追加してますが、読みにくさが残る部分はご了承ください(要は勢いだけで書いていた・笑)
◎お読みになっているときに気分が揺さぶれるなどありましたら、ご自身のコンディションを優先し「読むことを中断する」選択もあることを書き添えておきます。

 

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Illustraion by cao, 2003

 

.「犠牲者」ラベルからの脱却 ─ダメージの中から自尊心を取り戻す

 

私は、人が一番最初に向き合う“社会”としての家庭で、ほぼ軟禁状態のうえに私の存在(情緒や思考、そして人格)に関心を持たれないまま育ってきました。
それはまるで、強制収容所とも言えるべく家庭内でストレスにさらされ続けながら放置されてきた。と言えるものでもあります。

 

歳を重ねるにつれ、“現実”では進学や就職、家族以外の他者との関わり等々をきっかけに、当然のように“社会”は広がってきましたが、そこでも私は、“最初の社会”で『学習』した人間関係のあり方を引き継いできてしまいした。

私はそれらに対して疑う余地もなく、度重なるストレスやダメージに対処する方法を学べないまま、ダメージの層を塗り重ねてきてしまっていたのです。

挙げ句に私は、無意識的な逃避行動としていろんな形の嗜癖を伴ったり、妄想の中で別の世界を作ってみたり、また恐れ・不安などからいろんなものを切り捨てたり、「なかったもの」としてこころの奥底に閉じ込めてきました。

 

しかし、そのプロセスを注意深く振り返ると、私にはダメージから“逃れようとする”力があり、恐れを感じるというそのものも失っておらず、そのことでなんとか世の中を生き延びることができたように思いました

 

脱走、封印、そして嗜癖や解離という病理や言動は、私自身はもちろん他者をも傷つけ苦しみましたが、自らの「死」を選ばず、何とか生きていきたいというエネルギーが生み出した、苦肉の策という“アイディア”だったのかもしれません。


ここで私は、1つの出来事を思い出しました。

 

数年前、私は、ある用事に重ねて実家に帰省したことがあります。

“そこ”は、18歳まで私がいた環境とは状況が変化していました。
1つは、既に「実家」が育った家とは違っていたこと(母がその数年前に新しく建てた家だった)。
もう1つは、しばらく施設で暮らしていたアルツハイマーの祖母が引き取られて「家族」として存在していたことです。

ただでさえ波打つ両親の関係に祖母が一員として増え、そこに私は帰省したのでした。

<以下工事中>

 

【その1】こちら

【その2】こちら

 

《 参考・引用文献 》

 注*1) S・J・ウォーリン/S・ウォーリン/訳: 奥野 光・小森 康永
サバイバーと心の回復力 逆境を乗り越えるための七つのリジリアンス』 金剛出版
 ボリスシリュルニック/ 訳:柴田都志子『壊れない子どもの育て方』 KKベストセラーズ

 

(2003, 2018 記) 


©1999-2004 Wonder Child Land&2018-2020 QuiltLab.

 

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逆境を乗り越えるためのワーク「リジリアンシー(レジリエンス)②」


 その①↓↓の続きです】

quiltlabarts.hatenablog.jp

 

※以下2003年頃の記録。原文ままです。

◎当時のわたしは、接続語などの多用や、一文もムダに長いものが多く、ヤヤコシいところが多数あります。若干「改行」のみ追加してますが、読みにくさが残る部分はご了承ください(要は勢いだけで書いていた・笑)
◎お読みになっているときに気分が揺さぶれるなどありましたら、ご自身のコンディションを優先し「読むことを中断する」選択もあることを書き添えておきます。

 

.逆境を乗り越えるための7つのキーワード

「リジリアンス」を取り戻し、リジリアントな状態をもってサバイブしていく(リジリアントなサバイバーになる)には時間がかかることがあります。

それは、リジリアンスを取り戻す最初の過程で、自分が抱える悲しみや苦しみ、恐れや失望、孤独感、自己否定感・否認などについて充分に理解する必要があるからです。

 

私たちは、外からのダメージから逃れるために、自分や他者を傷つけながらサバイブしてきました。
その必要性があったことを認めた時、押しつぶされたり変形はしているが、立ち上がる力を持っていることへの気づきを得ることができると伝えています。

 

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Illustraion by cao, 2003

 

サバイブしてきた経緯を1つづつ整理していく時、長いことさらされ囚われ続けた「不安感」や「恐怖感」等が、上図の「非リジリアント」な状態に見られるように、その奥に押し込まれている回復力をさらに押しつぶしてしまうことがあるかもしれません。

しかし、リジリンスの示すものは、その押しつぶされている中にさえも、回復力を秘めていると提示しています。
つまり、自分がさらされてきた苦悩を表に出し、さまざまな角度から眺めることでそれらは見出せるのです。

その見い出した回復力の層を、ちぎれてしまったニットの編み目を繋げていくように編み上げて重ねていこうという(少々キビシイ)提案です。

 

「リジリアンス」の概念を提唱したS・J・ウォーリン氏とS・ウォーリン氏 (*1) は、リジリアンスを構成する7つの要素を示しました。
これらの要素の修復ステップを踏むことで、リジリアントな状態を回復しようというわけです。


私は、システマティックなものやノウハウ的なものをあまり好まないのですが、このリジリアンスは、ダメージを受けるという脆弱性をまったく0(ゼロ)にするノウハウを提案しているのではなく、脆弱性と共に共存しつつその中にある自尊心を活かしながら生きることを提案しています。

生きていく限りダメージやストレスが全く無くならないように、リジリアンスの要素もすべてを手に入れられるわけではない、というわけです。私は、以下の7つの要素を、リジリアンスを取り戻す過程においての「指標」と理解しました。

 

※ 以下、『サバイバーと心の回復力 』の引用を元に、7つのリジリアンスについて私が持った理解や、気づきや発見などをワーク的に記しつつ載せてみます。
(*印は自分で補足)
# 余談ですが、実は正直、当図書の邦訳が、ちっと私に馴染めないところがあり、このようにしてみた^^;

 


洞察:難しい問題について考え、誠実な答を出す習慣
作成中
(※2018追記:だいぶ年月すぎましたが完結させます)

 

独立性:問題のある家族と自分のあいだに境界を引くこと。

(つまり、あなたの良心からの要求を満たしながらも、情緒的かつ身体的な距離を置くこと)

作成中
(※2018追記:だいぶ年月すぎましたが完結させます)

 

■ 関係性:他の人々のと親密で、充足的な絆。
(これによって、自分自身のニーズへの共感的で成熟した配慮と、誰かに与える能力とのバランスがとれるのです)
作成中
(※2018追記:だいぶ年月すぎましたが完結させます)

 

 イニシアティブ:問題に立ち向かうこと。コントロールすること。
(労の多い課題によって、自分自身を強化していく傾向)
作成中
(※2018追記:だいぶ年月すぎましたが完結させます)

 

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Illustraion by cao, 2003

 

創造性:悩ましい経験や痛ましい感情の混沌に、秩序、美しさ、それに目的を持ち込むこと
作成中
(※2018追記:だいぶ年月すぎましたが完結させます)

 

■ ユーモア:悲劇の中におかしさを見つけること

悲劇や歪んだ関係で受けた悲惨な出来事・体験を、ちょっと違う視点から見てみよう。ということだと、私は理解した。機能不全状態の関係性の中、例えば両親との関係を整理していく中で、自分が囚われていた「信念」に気づいた時、少しづつ「オカシイんちゃう?」というような言動が多数見えてくる。そうすると、なんだかその歪みや「信念」がアホみたいに思えてきて、挙げ句に笑っちゃうわん(^◇^; という感情が出てくることがある。

「喜劇」とまではいかなくても、そこに“笑い”を持つ1つの出来事(苦笑いかもしれぬが^^;)として捉え直しができるようになった時、バラバラで繋がりのなかった悲劇・被害としての凍結した体験が、自分のストーリーの一部に位置付けられて、新たな自分の人生の物語として紡いでいくことができるのではないかと、私は思う。

それがひいては、逆境にぶちあたった時に弾性を持って乗り越えるための力になる。ということを、この「ユーモア」の要素は意味しているのではないだろうか。 

 

エピソード1私が子どもの頃、オヤジと母は、たびたび(おそらく)借金のことで暴言の言い合いをしていた。それらは、一度始まると延々続くのだが(と私は感じていた)興奮が激しくなると、オヤジは、煮込みや炊き込みなどをするのによく使ってた頑丈な鉄鍋や、昔のガタイのいい炊飯釜などを持ってきて投げつけていた。オヤジの興奮した顔や声が他人のように豹変して見えて恐ろしかった。投げたものがどこへ飛ぶのか分からなくて恐かった。障子戸にぶつかった暁にはガシャンというガラスが割れる音におののいて、あっという間に私の意識はどこかへ飛んでしまっていたようだ(その後の経過が全然記憶に残ってないのデス。悲)。

ということがよくあったのだが、わざわざ「鍋」を選んで投げるというのが、お笑いの“オチ”のようでなんだかおかしい。しかも母は、オヤジが投げて凹みができたそれらの鍋で、何ごともなかったかのように料理をするのであった。つまり、その凹みのある鍋で作られた煮込みやメシを、私は食っていたのである。

破られた障子戸も、穴開きのまま放置されがちで、まるで昭和初期の家屋のようだ。天然記念物にでもするつもりか。 

 

エピソード2私は弟と年子なせいか、内的な競争心が激しかったようで、しかも両親はいつもいつもケンカばかりなので、なんだか無意識的に怒りを弟にぶつけがちで、こっちもよくケンカをしていた。で、それを下の部屋で聞き付けたオヤジが、ダンダンダンと音を立てて2階へやってくる。手元には、定規を持って。即座にオヤジは「そこに座れ」という。私は、とにかく恐怖心がいっぱいで、泣きながら喚きはじめる。喚いたところでオヤジはビクともせず、ますます鬼のような顔で「座れっ」という。弟は、何も言わずに正座をし、両手に握りこぶしをつくって、頭を垂れ、じ~っと座って黙っている。喚きながらも私も正座する。ウェンウェン涙しながら。するとオヤジは、持ってきた定規を床にバシバシッと叩き付ける。

そういう時、何を言われていたか、すっかり記憶にないのだが、一息説教と定規バシバシが続くのであった。

ということがよくあったのだが、オヤジが手に持ってきてた定規は、いつも「木製30センチものさし」だった。

...30センチって......(^◇^; どうせなら2メートルくらいのを持って来いっちゅうねん。

今思えば、私の身体自体に向かわなかったことはラッキーだったと思う(が、ゲンコツや平手で頭連続たたきなどを、追いかけてきてヤラレルのは日常茶飯事だった)。

一度部屋中追いかけまくられたことがあったが(理由は忘れた)あげくに私はトイレ@めっちゃ狭い へ逃げ込み、鍵をかけ、震えながらしばらく閉じこもったことがある。どのくらい時間が経ったか途方にくれた頃、静かになったので恐る恐る鍵を開けて外へ出てみたら...オヤジは寝室で寝ていた(爆)。 

 

ただ今の課題(私の内的イメージとしての)オヤジとの関係・歪んだ出来事の中で「アホちゃうか。ちゃんちゃらおかしいヤイッ」と捉え直しができるようになったエピソードは、数年前くらいからぽちぽち出始めているのだが、なぜか、母との関係・歪んだ出来事に対しては、ユーモアを持って捉えられない。母との出来事を(内的な)「喜劇」としてストーリー化し、今のわたしに繋げていけるようになることが当面の課題。 

 

モラル:よりよい人生を送りたいという希望を全人類的にまで拡大していく良識

作成中
(※2018追記:だいぶ年月すぎましたが完結させます)

 


 

.「犠牲者」ラベルからの脱却 ─ダメージの中から自尊心を取り戻す

 (次回③に続く……

 

 
 
《 参考・引用文献 》

(*1) S・J・ウォーリン/S・ウォーリン/訳: 奥野 光・小森 康永
サバイバーと心の回復力 逆境を乗り越えるための七つのリジリアンス』 金剛出版

ボリスシリュルニック/ 訳:柴田都志子『壊れない子どもの育て方』 KKベストセラーズ

 

(2003, 2018 記) 


©1999-2004 Wonder Child Land&2018-2020 QuiltLab.

 

 

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